これはスタッドレスタイヤ？
皆様、こんにちは！ジムニーブログ ジム漬けの時間でございます。
久しぶりの更新となってしまいました。
店内ジムニーコーナーの冬支度をし、スタッドレスタイヤを展示！いくつか新商品も並べてプチリニューアルしていたため更新が遅くなりました（言い訳(/ω＼))
ジムニーに合うスタッドレスタイヤだけを集めたコーナーになりますが、一部変なのが混じっています。
こいつです。
スタッドレスタイヤ？？？
ダンロップタイヤの新商品 グランドトレックXS1になります。
ジムニー用に新たなスタッドレスタイヤが発売されるとは小耳にはさんでおりましたが、いよいよ納品されたため早速展示してあります。
【いきなり茶番劇 開幕】
今年の7月上旬ごろ
コライチョウ『ダンロップから新しいSUV用スタッドレスタイヤでるらしいっす！』
私『え？ダンロップの新しいタイヤ？？ ふーん。まあいいんじゃないの』
コライチョウ『ジムニー専用サイズが２種類あるそうっす！！』
私『ガタッ！』
コライチョウ『パターンも専用になｶﾁｬ・ﾋﾟﾎﾟﾊﾟ・・ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ・・・
私–電話『もしもしダンロップさん？２サイズを１台分ずつオーダーしといてね。宜しく！』
コライチョウ『はやすぎっす！まだどんなタイヤかわかんないじゃんっす！！』
私『やっぱジムニーユーザーには一番にお届けしたいじゃない(笑) ﾆﾁｬｱ』
10月上旬の今
運送屋さん『お届けでっすぅぅ』
コライチョウ『どもーっす、裏に置いておいてっす』 ﾊｰｲ・ｱｻﾞｧｽ・・ﾌﾞﾛﾛﾛー
Aさん『店長！XS1入ってるっすよ！』
私『ガタッ！！』
私＆コライチョウ『・・・』
コライチョウ『これってスタッドレスタイヤすか？』
私『・・・わからん・・・がブログに書こう』←いまここ。
※ちなみに映っている鳥の置物はライチョウではありませんが、長岡店で勝手にコライチョウと呼んでおります。
ここから真面目な話
新商品 グランドトレックXS1(以下XS1)
ダンロップのSUV/4×4タイヤシリーズ【グランドトレック】の名を冠する冬タイヤです。現在発売されているウインターマックスSJ8+もSUV/４×４専用タイヤですが、ジムニーも基本は今までのスタッドレスタイヤのサイズ拡大で対応していました。
XS１の開発コンセプトは『冬タイヤでもタイヤデザインにこだわりたい！』です。
そこでウインターマックスとはキャラクターが全く異なることを強調するためにグランドトレックシリーズに位置付けられています。
設定サイズは215/70R16【JB74】 / 185/85R16【JB64】の２サイズのみ。
215/70R16 こちらのサイズはRAV4やデリカD：5などでも使用可能なため、ジムニー専用と言いつつ汎用性はあります。
タイヤパターンを観察すると氷上性能はSJ8+の方が高いと思いますし、そう思わせるパターンです。比較した資料はありませんが、これでＳＪ８+より短い距離で停止できるならＳＪ８+は何なんだ？となりますからね。
このパターンは雪上性能が高そうです。雪上性能とは雪柱せん断力と言って、雪を踏み固めて柱を作り、それを蹴り出すことで駆動力を得る力が雪上を走るタイヤには発生しています。この性能を上げるとタイヤパターンが粗くなり、路面密着力が低下してしまうため氷上性能と相反するものになっています。
ダンロップタイヤから頂いた資料を見ても、開発コンセプトは性能一辺倒ではなくデザイン性も重視していることのこと。つまり開発にあたり、氷上性能はそこそこのラインで合格とし、雪上性能とパターンデザイン優先させた新しいコンセプトの商品だと言うことになります。
このタイヤは【オールシーズンタイヤ】的な位置づけに近い物なのかもしれません。
私はXS1を販売するときにはそのように説明するでしょうし、お客様も納得いくような気がします。
そもそもスタッドレスタイヤに性能よりもデザイン性を求める声を上げるのは、絶対に新潟県民ではないでしょう。
XS１のように雪上性能にステータスを極振りしたタイヤの需要と言いますと山岳関係のお仕事だったり、山にぽつんと一軒家の住人だったり、猟師の方が使うジムニーだったりと除雪される見込みのない道路や林道を走る必要のある方にはとても重宝されそう。実際、私のお客様で山岳関係でジムニーを相棒にしている方は冬でもBGグッドリッチのマッドテレーンタイヤ（サマータイヤ）を愛用しております。（一般的には非推奨のため、自己責任で使用前提）
近くに合ったヨコハマタイヤ ジオランダーX-ATとパターン比較をして終わりたいと思います。
はい！ほぼいっしょ！！
以上XS１のお話でした！
気になったジムニー乗り！XS１を実際に見にきてください！
お待ちしておりまーす
ではまた！！