【BCフォージド】について語るぜ
こんにちは!
今回はBCフォージドについて語り散らかします。
早速ですが、皆様
鍛造ホイールと鋳造ホイールどちらが高性能か?
カルバンのブログを見て頂いている方であれば(車好きだと思うので)
ほぼ100%鍛造ホイール!!と答えてくださるでしょう!!
(コストも性能!コスパなら鋳造ホイールしか勝たん!とかは無しで)
ピンポーーーン!【〇】
高品質鍛造ホイールメーカーと言えばどこを思い浮かべますか!?
カルバンのブログを見て頂いている方であれば(車好きだと思うので)
ほぼ100%の方がBBSとRAYSを思い浮かべるでしょう!!
(一部好きな人はTWSとか上げてくださるかも!)
ピンポーーーン!【〇】
最後の質問!
BBSやRAYSの欠点(弱点)をあげるなら?
BBSとRAYSの鍛造ホイール、品質は間違いありません。
価格もこの超高品質であればベリーベリーバリュープライスデース。
カルバンのブログを見て頂けている方であれば(車好きだと思うので)
ほぼ100%の方が価格!!高い!!と答えるかもしれません!!
ブブーーーーーーーッ!【✖】
なんだと思いますか?
正解はーーーーーーーーーーーーーーー最後に発表!!
BCフォージドとは何者なのか?
近年雑誌やSNS上で名前を聞くようになりました。
どうやらオートサロンへ出店したり、雑誌への露出も多く、名前が知れ渡ってきたのだと思います。
かっこいいホイールを履いたスポーツカーが雑誌表紙を飾り、ホイール名を調べると【BCフォージド】と出ている。
そりゃ問い合わせも増えるわけですよ。
BCフォージド とは台湾の鍛造ホイールメーカーです。
BBSやRAYSと比較すれば、日本国内ではまだまだ無名かもしれません。
しかしハイパーカーやスーパーカー界隈ではBBSやRAYSよりもビッグネームです。
自動車だけでなくバイクのホイールでも有名です。
スーパーカー純正鍛造ホイールメーカーでもあり
身近なところでは、レクサスLC純正ホイール(車格は全然身近じゃない)を作っているメーカーです。
以前マークXGzに乗っていた時
純正ホイールの裏をみてびっくりしたことがあります。
そこには『TAIWAN SUPER FORGED』って刻印されてて、BCフォージド製だったのかな?※調べてもわからなかった!
当時は海外製の鍛造かよーーってがっかりしていましたが、無知でしたねー(笑)
BCフォージドが高い理由① 圧倒的な自由度があるテーラーメイドだから
服飾ではないのでテーラーメイドと言えるのかわかりませんが。
BCフォージドは完全受注生産です。
まずはどれくらいの価格なのか。こちら価格表です。
・・非常にわかりにくい・・・
シンプルすぎて不安になりますが、なんでもオーダー可能だからこその価格表でもあります。
BCフォージドを購入するときは・・・
まずは欲しいデザインを決めましょう。5穴専用デザインや6穴専用デザインもあります。
デザインが決まったら、次は
【インチ】【J数】【PCD】【インセット】【コンケイブ形状選択】【ブレーキクリアランス】【ディスクカラー】
【ハブ径】【ボルト穴径】【TPMSの有無】【リムカラー】【ディスク/リム表面処理】
【センターキャップデザインとカラー】【2Pはピアスボルトカラー】
を決めます。
ぽかーん( ゚д゚)
!!!!!
落ち着いてください、そう、落ち着いて。深呼吸しましょう。
BCフォージドに車種を伝えれば、車に合う寸法を出してくれるので大丈夫です。
ブレーキクリアランスやハブ径やボルト穴径などはBCフォージドのデータから車種に合ったものを
提示して頂けます。
またインセットを決定する際に、コンケイブさせるか、フラットにするか?も選ぶことができます。
この後、決めた寸法で強度が確保できるかシミュレーションしてもらい結果連絡を待ちます。
OKなら受注。NGなら再度寸法決めとなります。
限定車や世界限定200台などの希少車
珍しいブレーキオプションが付いた車
もう設定ホイールのない旧車など
あらゆる車種に対応してくれます。(一部車種においてホイール強度が出ない形状では断る場合もあるそうです)
希少車オーナーは、この価格で専用設計ホイールが手に入るのなら安い!と思うのも頷けます。
しかも納期安定していて1カ月~1.5か月です。
次にこちらをご覧ください
ホイールの色はな、200色あんねん
すみません、200色は盛り過ぎました。そんな無いです。
けどBCフォージドは ディスク と リム どちらもカラーを選べます。
つまり組み合わせは35×35で1225通りの色の組み合わせが出来ます
サンプルホイール
ディスク ブラッシュドブロンズ
リム クリスタルパープル
ピアスボルト チタンブルー
さすがBCフォージド
まだ終りませんよ
まだオプションあるんかーい。
上から
ディスク天面のダイヤモンドカット
ポリッシュと同義です。表面を薄く削りアルミ独自の輝きを目立たせます。
リムポリッシュ
リムをすべて削り、ダイヤモンドカット仕上げにする
ブライトクリア
通常のクリア塗装よりもより光沢のあるクリア層をつくる。
カラーポリッシュ
リムのポリッシュ+カラークリアを吹き付けて切削しつつカラーを入れる
全部で何通りの組み合わせができるのかわからなくなりましたが、【たくさん】です。
日本のメーカーでこれくらい対応していて、且つ高品質で作ってくれるのはスーパースターくらい。
ミリ単位でのサイズオーダーや車種ごとのブレーキの逃げ加工などの細かな対応はBCフォージドに軍配が上がります。
しかしカラーメニューと表面処理の豊富さではスーパースターに軍配ですね。
比較 スーパースターのカスタマイズメニュー
その他にどんなオプションがある?
アンチスリップマーキング
ローレット加工と言えば伝わるでしょうか?
ホイールのバレル外周に刻まれるギザギザで、タイヤとホイールの密着力を上げます。
ピアスボルトのカラーカスタマイズ
ブラック/ゴールド/シルバー/チタンブルーの4色から選ぶことができます。さらに人と違う仕様に!
純正センターキャップ仕様
どうしても純正のメーカー名の入ったセンタキャップをつけたい!
※対応車種は限られています。
センターロックキット
非センターロック車をセンターロック化するキット。
センターロックとはホイールをセンターナット一つで締結するシステムで主にレーシングカーに採用される。
それを市販車でできるようにしてくれる夢(?)のアイテムです。
センターロックは600Nmで締め付けるため、専用トルクレンチやハイパワーなインパクトレンチが必要になりますので
パンクしたからと言って道端でタイヤ交換なんてできません!!
BCフォージドが高い理由② 鍛造製法だから
鍛造とは金属に何千tもの圧力をかけて一気に成型する方法。
溶かしたアルミを金型に流しいれる鋳造製法とちがい
高価な専用の機械や、より緻密な品質管理が必要で非常にコストがかかります。
カルバンのブログを見て頂いている方であれば(車好きだと思うので)
ほぼ100%の方が鍛造は高価だが良き物と理解していると思います。
ですので鍛造だからについては軽く触れるに留めておきます。
鍛造ホイールにも大きく分けて2種類存在し、①【切削鍛造】②【金型鍛造】があり
①は、鍛造したビレット(金属の円盤)を、ホイールの形に削り出して形にするやり方、デザイン自由度が高い。
②は、熱した金属に金型を押し当てながら押しつぶし(鍛造)、いきなりその形にするやり方。①より高強度、軽量になる。
BCフォージドは①になります。
BCフォージドが高い理由③ 品質管理がオーバーキル
『海外製ホイールって品質とか大丈夫なの?』
台湾のメーカーと聞いてそう感じた方、そう思っていた時期が僕にもありました。
海外製品と言えば、我々日本人にとって 安価&大量生産&低品質 を指す言葉に捉えがちです。
見た目はキレイでも品質は目に見えないため、心配する気持ちはわかります。
しかしそれはもう古い常識!
競合が多い台湾鍛造ホイール業界のなかで勝ち上がってきたBCフォージドの品質は最高級と言って差し支えない。
カルバン長岡店に実物を展示しているのでぜひ見に来てほしいです。
如何に日本の企業であってもタイヤを組んで見えなくなる部分にはいくらかの妥協が見られる。
それはコストダウンと共に価格を抑えるための絶え間ない企業努力の一遍だと思う。
BCフォージドはそんな部分にも抜かりない。ディスク面と同じクオリティで仕上げてある。
さらにディスク面の垂直に立ち上がる部分などは、どうしても塗装がのりにくい上、目立つ場所でもある。
こういった部分をキレイに仕上げるのは日本企業の十八番であるが・・・BCフォージドの塗装はどうかな?
んー、完璧。まさに脱帽である。
実物を見て頂くとはっきりわかります。小さな穴の中まで均一に塗装されています。
材料から製造まで自社管理のスゴさ
先程でてきたビレットと呼ばれる鍛造の円盤。
他のホイールメーカーでは、ビレットを仕入れて、自社で加工、組付けしてから出荷します。
BCフォージドは違います。
なんとビレットも自社工場で生産しています。
材料となるアルミニウムの品質からビレットの製造、加工、塗装、ホイールの完成品インスペクション、包装出荷で一貫して自社で行うことで
一元管理による品質の安定と納期の安定化、コストダウンにつながります。
例えば
塗装工程では、医療現場のクリーンルームと同レベルで入室管理がなされ、入室も徹底的にほこりや靴の汚れを除去します。
塗装にほこりやチリは大敵。塗装一つとっても日本人の想像を超える品質管理がされています。
さらに
職人一人一人の手作業で組立や最終チェックがされているのは日本企業だけだ そう思っていませんか?
BCフォージドも最終工程や出荷前のチェックは職人の手作業です。
『なるほど、機械よりも人間がやった方が思いが込こもるし、素敵でしょ』
『手作りは趣あるわぁ。どことなく個性的だし、渋いよね。』
『あんたバカぁ?』
もちろんそんなわけありません。自動車部品の手作業組立による価値
それはわずかな品質のバラつきを経験と感覚で非常に良好なバランスへと昇華させる技術です。
人の手の感覚はかなり鋭敏で、1/100mmくらいなら難なく感じ取ります。
機械は1/1000mmでも発見すると思いますが、公差の範囲であれば品質OKとして出荷します。
しかし人間は違和感をほっとけません。納得いく品質となるよう工夫しますよね。
トヨタはオートメーション化されていた工程の一部を手作業に戻したところ、廃棄材料が大幅に減り
製造ラインを96%も短縮できたと言います。
話が少し逸れてしまいましたが、BCフォージドは安価で大量生産品ではないことが伝わったかなと思います。
【BCフォージド】まとめ
最後までお付き合いくださって誠にありがとうございます。
ついつい熱が入ってしまい長文となりました。
まずは最初の方で合った問3の答え。
正解は
ハイパーカーやスーパーカー、希少車、絶版旧車、マイナー自動車メーカーや、レア装備車などに弱い
です。
TWSと言う日本の鍛造ホイールメーカーがスーパーカーなどを得意としていてニッチなところを埋めています。
それでも有名どころの車種までです。BCフォージドのような車種毎の緻密な自由設計ではありません。
為替の影響もありますが、価格だけ見れば国産鍛造ホイールよりも高いです。
しかしそこにはしっかりとした理由があります。
BCフォージドならではの
・品質管理
・安定した納期
・豊富なカスタムメニュー
・ハイパーカーやスーパーカー、旧車などにも余裕で対応!
既製品で満足できない方、そもそも既製品に装着可能なホイールが無い車種のオーナー様は
この金額でも決して高くないのではないでしょうか。
カルバン長岡店ではBCフォージドのコーナーがございます。
是非とも店頭でそのクオリティの高さを感じてください。
詳しいスタッフもおりますので、安心してくださいね。
あらためてありがとうございました。
今回はBCフォージドについて語りました!
ではまた!!
おまけ
文字数が5000をこえました(笑)
BCフォージドの正規販売代理店のラガーコーポレーション様は2024年の春のホイールイベントで初共演できました。
今後のホイールイベントでもぜひとも参加して頂きたいメーカー様です。
この写真見てください!ジムニーにBCフォージドは夢があります。
ラガーコーポレーション様のブログから引用