その夏タイヤ使っても大丈夫?
こんにちは!カルバン長岡店です。
今週も寒かったですね!
特に水曜日と木曜日にかけて【まかさの降雪&積雪】には長岡にお住まいの皆様もびっくりされたと思います。
とは言え天気予報ではいよいよ気温も高くなるようなことを言っとります。
ようやく春爛漫を迎えることになるのでしょうか。
ちなみに春爛漫とは
「花が咲き乱れているさま」という意味。
または「光り輝くさま、明らかにあらわれるさま」で「天真爛漫」といった言葉で使われています。
つまり、「春爛漫」とは、春、花が咲き乱れ、光に満ち満ちた様子を表しているのです。
光溢れる春の日に、桜などの花が一面に咲き誇るさまは、まさに「春爛漫」の景色といえますね。
(ただし花粉症の私にとっては春爛漫=花粉なので複雑。)
そんな中、少しずつタイヤ交換の作業が入ってきています。が
擦り減って使用限界に達しているにも関わらず交換に持ってくる方がいらっしゃるのも事実。
カルバン長岡店では 残溝2mm以下 または 製造から8年経過したタイヤの場合は
作業前に『ちょっと待った。』とお声掛けさせて頂いております。
2025年の3月タイヤ交換で出会ったタイヤたちです。
①偏摩耗
ほとんどの偏摩耗はタイヤの空気圧が適正じゃない期間が長いとおこります。
アライメントと呼ばれるタイヤの取付状態の異常でも見られますので
この減り方をしていた場合は早急に対策が必要です。
②スリップサイン
スリップサインは使用限度と言われますが、スリップサインへ到達したタイヤは使用不可です
車検不適合パーツとなります。なので正しくはスリップサインの出る前に交換推奨となります。
スリップサインが出るまで使える×
スリップサインが出る前に交換しなければならない〇
ギリギリまで使いたい気持ち、わかります。
③変形
タイヤが写真のように変形する理由はさまざまですが
一つは空気圧の管理不足
もう一つはスタッドレスタイヤの夏場の履き潰しが原因です。
例えば 155/65R14
夏タイヤのほとんどは速度記号がHです。(中にはSもある)
ではスタッドレスタイヤも同じなのか?
違います。
スタッドレスタイヤではほとんどがQになります(中にはTもある)
限界速度レンジが大幅に下がります。そして速度記号が低い(限界速度が低い)ほど
タイヤの構造は薄く、柔らかくなります。
つまり同じ車で使用するにしてもスタッドレスタイヤの方が空気圧管理がシビアになるんです。
変形したタイヤは必ずと言っていいほどセパレーションと呼ばれる
ゴム構造の剝離を併発しています。
写真ではこぶ状に膨れている部分がそうです。
空気圧不足からたわみが大きくなり発熱→最終的に変形/セパレーションに至る
スタッドレスタイヤは夏タイヤと比較して
◆スタッドレスタイヤは転がり抵抗が大きく発熱しやすい。
◆やわらかいゴムを使うため発熱しやすい
◆構造が薄く柔らかいので発熱しやすい
◆接地面が広い為、地面の熱を受け取りやすい
結果 変形やセパレーションを起こすリスクが高い
結論 履き潰しはやめた方がイイ。
明らかに使用に支障をきたすほどのタイヤであれば、タイヤ交換をお断りしておりますので
タイヤ交換にご来店頂く際は事前にタイヤの点検を済ませて頂くか
カルバン長岡店でタイヤ点検は無料です。ぜひお声掛けください。
決して押し売りはしません。タイヤの状態については正直に言います。
ダメならダメ。使えるものは使ってもらう。押し売りは百害あって一利無しなのです。
特に値上げがアナウンスされているメーカーに関しては急いでください!
皆さま、花粉と戦いながらタイヤのご商談お待ちしております。
ではまた!