【ジム漬け?】軽自動車は鍛造ホイールを買いなさい
こんにちは!
カルバン長岡店 店長の吉村です
本屋さんの自己啓発本コーナーでよく見る ○○しなさいシリーズ系のタイトルで始まる今回は
軽自動車には絶対鍛造ホイールを買った方がいいよ、というお話です。
先日、私の担当していたお客様が車の乗り換えを致しました
元々乗っていた軽自動車から新しいワゴンタイプの軽自動車への乗り換えでした。
前車は新車で購入時にレイズのTE37KCRという発売されて間もない新作鍛造ホイールを私が販売させて頂きました。
それが2013年の出来事です。
2013年当時のRAYSカタログの表紙とTE37KCR
15インチ5.0JのTE37KCRが1本定価39,900円(税込) と40000円を切っていました!
2025年、TE37KCR(プログレッシブモデル)は1本定価57,200円(税込)。17,300円の差額で140%以上値上がりしています。
当時購入のTE37KCRをそのまま履かせたいと言うことで純正タイヤへ組み替え作業を行いました。
TE37KCRの状態も極めて良好で、サビや塗装浮き、大きな傷もなくオーナー様の努力の賜物!
買い替えるには勿体ないほどでしたので、そのまま新しい車に履かせても全く違和感なし!
これからお客様はこの新しい軽自動車を10年、いや12~13年くらい乗られるかと思います。
2013年に購入したホイールが2025年で12年目でした、さらにそこから12年使うとなれば
ほぼ四半世紀使うことになります。物持ち良すぎ!
そもそも
12年も前のホイールが今時の軽自動車に使える? / 合う?ものなのでしょうか。
解き明かしていきましょう。
軽自動車は共通の規格でできている
スズキ ワゴンR/アルト/スペーシア/ハスラー
ダイハツ タント/ミライース/キャスト/タフト
ホンダ NBOX/Nワゴン/Nワン
ミツビシ デリカミニ/EKスペース
新車販売されている軽自動車の一部です。スライドドアのワゴンタイプから、4ドアのボックスタイプなど。
ボディ形状は大きく違いますが、すべての軽自動車はある規格に準じて作られています。
平成10年の1996年から現在までこの規格が変わることなく軽自動車は作られています。
この軽自動車規格、実は車体の大きさとエンジンの排気量のみが該当しますのであとは自由なはずなのですが、
ボディの幅の制限と室内空間のせめぎ合いからか、装着できるホイールサイズが大部分の軽自動車では1パターンになってしまっています。
※ホイールサイズに対しての規格はありません。
つまりサイズが合えば装着できるということ。
以下のサイズに注意して確認してみましょう。
●PCD ・ ボルト数
●ハブ径
●インセット
●インチ/リム幅
①PCD・ボルト数
ホイールのボルト穴をつなぐ円の直径です。
国産軽自動車のほとんどはPCD100に設定されています。さらにボルト数もほとんど4本です。
②ハブ径
ホイール中心にある穴の直径のことです。
タイヤ屋さんで販売される社外ホイールの大部分は大体の車種へ装着可能とするためハブ径が大きめに作られています。
※純正ホイールはハブ径のセンター形状が違うため共通ではありません
③インセット
ホイール断面軸と車体取り付け部までの距離の数値です。
軽自動車は規格によってボディ幅が制限されているので、このインセットも各社同じ又は近い数字に設定されているので
大体の軽自動車が同じインセットでOK。
④インチ/リム幅
インチはホイール直径 / リム幅はホイールの太さ と思ってもらってOK
軽自動車は13~16インチ・リム幅は4J~5Jが一般的です。
軽自動車から軽自動車への乗り換える場合、ホイールサイズが適合する数値の範囲内であれば
前車で使っていた社外ホイールを使いまわすことができる!!
というわけです。
普通車は、軽自動車とサイズがそう変わらないように見えるコンパクトカーでもサイズがマチマチ。
大きさやエンジン出力に応じて全然違うホイールサイズになってしまいますので同じ手は使えません。
今後軽自動車の規格が法律で変えられたり、特殊な軽自動車に乗り換えるとこの手は使えませんが、覚えておいて損は無いのではないでしょうか?
タイトルで、なぜ鍛造ホイールを推奨しているのか?
ここまで読まれた方なら察しがついていると思いますが、簡単な事です。
軽自動車に限って乗り換えれば、同じホイールを乗り継いでいくことができるなら、
鍛造ホイールほどコスパが良いからです。
日本製の鍛造ホイールメーカーは3社あります
BBS : 日本製鍛造ホイールといえばBBS。人生で一度は履いてみて欲しいホイールです。
RAYS : レース車両用ホイール開発から惜しみなくフィードバックするメーカー。デザイン=機能美
TWS : 鍛造×緻密なデザインで他の追随を許さない圧倒的ラインアップ数で輸入車にも強い!
この3社のうち、どのメーカーのホイールを購入しても四半世紀使えるクオリティがあります。
四半世紀、同じホイールを使おうと思ったら高クオリティで高耐久塗装の
MADE IN JAPANを選びたいと思いませんか?
長く使えば使うほど元が取れる = もっと安いホイールで良いのでは?
と思われるかもしれません。
鍛造には大量生産のホイールには無い、見逃せない5つのメリットがあります
①高剛性/超軽量である
これが一派的なホイールと決定的な差です。高コスト製造法に見合うだけの性能が手に入ります
②鍛造ホイールは大部分が日本製しかない
軽自動車は日本独自の規格なので世界の鍛造メーカーは軽自動車向けに製造していません。
③日本の気候に合わせた高品質な塗装がされている
高温多湿気候の日本においてホイールの寿命と言うのは塗装のクオリティに大きく左右されます。
冬は凍結防止剤にさらされ、消雪パイプからでる土壌ミネラル豊富な地下水にもさらされます。
並みのクオリティの塗装では長持ちしないのは明らか。
④鍛造でしか表現できないデザインがある
これは高剛性ゆえに細さや薄さを追求できることが大きい。シャープな見た目は車が引き立つ。
⑤モデルライフが長いものが多い。廃番になるまで時間がある
例 BBS LM 1994年
例 BBS スーパーRSの元になったRSは1984年発売
BBS LM は1994年発売 の長寿モデル
軽自動車に人気のBBS RPの発売は2013年です。
ボルクレーシング TE37 の発売年は1996年でここから
TE37伝説がスタートしました。ちなみにCE28は2001年発売です。どちらも全然現役デザイン!!
写真のTWS最新モデル RS339 昨年の2024年発売
TWSモータースポーツの原点と言えるT66-Fは2012年発売です。
これだけ長寿なホイールだと、皆様の中に『若いころに愛車に履いてたぞ』ってご家族もいらっしゃるのでは?
日本製の高品質鋳造ホイールはたくさんありますが、鍛造の逆でモデルチェンジが比較的早いというデメリットがあります。
(中には長年愛されるデザインの鋳造ホイールもある)
エンケイのRPF1は2002年発売の長寿モデル
鋳造で長寿モデルは結構レアケース(ランドクルーザーの特殊なホイールは長寿が多いが)
なので結論
今回のブログの主旨で言えば同じホイールを長ーーーーく使いたい!!
それなら高耐久塗装でモデルライフも長い。
軽自動車にホイールを買うなら
鍛造ホイールがいいんじゃなーい?
(夏木マリさんに言ってもらったと妄想してください)
もちろん軽自動車のジムニーも当てはまりますからね!
JA71.JA11.JA22.JB23.JB64 同じホイール使えますんで!!
ジムニーに大人気のA-LAP-Jの発売は2015年 当時定価はBDカラーで1本45,100円(税込)
2025現在 BDカラーで1本57,200円(税込)。10,000円以上上がってしまいました。
カルバン長岡店のオープンも2015年です。2025年は10周年なんです。
軽自動車は鍛造ホイールを買いなさい
鍛造ホイールは見た目も抜群にカッコいい!
軽量ホイールは今時の重たい軽自動車の燃費にも大きくプラス!
いかがだったでしょうか?
軽自動車なんかに鍛造ホイールなんて勿体ない・・・ から
軽自動車こそ鍛造ホイールを履かせなければ!! と思って頂けましたか?
長くなりましたが今回はこのくらいで!!
ではまた!